確かに、遠方から訪れる観客は楽しんで帰っていくだけだが、こんなありさまでは地元住民にとって迷惑以外の何物でもないと思った記憶がある。

 一方で「ごみをその場にそのまま放置して」と公言しているのは、大阪市の「淀川花火大会」だ。

 基本的には持ち帰るのがルールだが、コンビニや地元住民用のごみ箱に捨てられたり、帰宅の際に最寄り駅までの道端でポイ捨てされたりするよりはマシというのがその理由らしい。

 8月4日の大会当日は「ごみは河川敷に置いて行ってください」とアナウンス。主催者によると、一晩はそのまま放置されるが、翌朝、事前に募っていたボランティアが集まり、分別しながら一斉に片付けをするそうだ。

 数年前まではほかの花火大会のように「持ち帰るように」と呼び掛けていたが、効果はなく、街中に散乱するごみに地元住民から苦情が相次いでいたという。「苦肉の策」ともいえるが、ある意味で合理的なのかもしれない。

観客のマナー頼み

 日本三大花火大会と称され、多くの観客が訪れる「長岡まつり大花火大会」(新潟県長岡市、8月2~3日)、「全国花火競技大会・大曲の花火」(秋田県大仙市、8月第4土曜)、「土浦全国花火競技大会」(10月第1土曜)はそれぞれ、どのような対策を取っているのだろうか。