ハロウィンを前に渋谷センター街に集まった人たち(写真と本文は関係ありません) Photo:DOL

理由なく暴れまわる無軌道な仮装集団

 今年もハロウィンがやってきた。「Trick or Treat?」と子どもがお菓子をねだる姿はとても可愛い。しかし、最近では仮装した大人たちがどんちゃん騒ぎする祭りになっている。

 以前、ダイヤモンド・オンラインの記事でも書いたが、筆者はハロウィンパーティーに参加したことがない。なぜなら、「仮装する」という行為が、どうしても自意識的にできないからだ。そういう人にとってハロウィンは、ただの舶来の祭りである。我々には関係ないことだ、と。だが、近頃のハロウィンは看過できないほどの勢いがある。

 今年、ハロウィン前の週末には、渋谷にたくさんの仮装集団が現れ、立ち往生した軽トラックを横転させたり、痴漢や盗撮の疑いで逮捕者が出たりする大混乱に陥ったそうだ。

 そんなハロウィンに対する批判としてよくあるのが「ただ騒ぎたいだけのバカ」というものである。民衆が暴徒化する例は昔からあるものの、米騒動や一揆などとは違って暴れる理由がわからないのがハロウィンの特徴だ。しかも、これといった大義もなければ、正義もない。もしかしたら、背景には不況や世界情勢への不安があるのかもしれないが、だとしたらなぜアニメキャラやゾンビに変装する理由があるのか。