28日のは、政府内での軍の影響力を拡大させ、30年以上前に独裁政権が崩壊して以降で最も大きな役割を与えようとしている。ボルソナロ氏は勝利演説の多くの時間を過去の過激な発言を撤回することに費やし、一部の支持者を驚かせた。同氏は1999年、内戦だけがブラジルの問題を解決できると述べていたが、勝利演説では民主主義を守ると明言した。また子供が「同性愛者になる」のを殴ってでも止めるべきだなどと主張していたが、一転して人種・性の多様性を尊重すると述べた。筋金入りのナショナリストだが、国内経済を海外投資家に開放する計画も熱心に語った。ただ軍の賛美や治安対策の強化については一貫した姿勢を示した。28日、次期国防相に退役軍人のアウグスト・ヘレノ元大将を充てる方針を確認し、文民統制の慣習と決別した。
ブラジルのボルソナロ次期大統領、軍の役割拡大へ
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