勤労の義務がなければ、たとえば趣味の集まりに出かけていっても、「次に何をすべきか模索中です」という自分の紹介がもっと楽に言える。でも、働いていないのは悪いことだとなると、趣味の場にも出て行けないし、相談にも行きづらくなる。就労がメインの目的でなければ、相談相手と話も合わない。だから、「勤労の義務が引きこもりを生み出す」と鈴見咲さんは言う。

「いつまで自分が生きているかわからない。だったら世の中を良くする方向で、自分の好きなことをやって、早かれ遅かれ死んだときに、できることはしたと自分で思えるような生き方であれば、それでいいのではないか」

本人、家族、支援者が探る
自分らしい生き方

 この児島さんと鈴見咲さんも登壇する「自分らしい生き方シンポジウム」は、25日午前11時から、大阪のドーンセンター1階で開かれ、第1部の音楽パフォーマンスの後、第2部で本人、家族、支援者が立場を超えて、自分の「今」を語る。

 問い合わせはこちらまで。

※この記事や引きこもり問題に関する情報や感想をお持ちの方、また、「こういうきっかけが欲しい」「こういう情報を知りたい」「こんなことを取材してほしい」といったリクエストがあれば、下記までお寄せください。

Otonahiki@gmail.com(送信の際は「@」を半角の「@」に変換してお送りください)

 なお、毎日、当事者の方を中心に数多くのメールを頂いています。本業の合間に返信させて頂くことが難しい状況になっておりますが、メールにはすべて目を通させて頂いています。また、いきなり記事の感想を書かれる方もいらっしゃるのですが、どの記事を読んでの感想なのか、タイトルも明記してくださると助かります。

(ジャーナリスト 池上正樹)