どの職場でもとんでもない先輩はいるものです どの職場でもとんでもない先輩はいるものです (写真はイメージです) Photo:PIXTA

上司ではないけれど、微妙な上下関係があるからこそ、面倒に感じることもある……。年齢が上か下かにかかわらず「社内の先輩」は、そんな存在ではないだろうか。20〜40代男女に、「できれば関わりたくない」「異動してほしい」と感じている、会社内にいるモンスター先輩の事例を聞いてみた。(取材・文/フリーライター 池田園子)

社内に生息する
「モンスター先輩」

 社内の先輩――。入社が少し先だったり、生え抜きだったり、単に年上だったり。社内にはいろいろな先輩がいる。上司ではなくても、先輩とは微妙な上下関係が自然と発生するもの。

 敬語を使うだけでなく、先輩を立てなければと気も使う。自分より「上」にいるからこそ、とりあえずは言われたことを素直に聞くことになる……。ムダに波風を立てるわけにはいかない関係だから。

 ただ、先輩がいい人であれば、問題はない。厄介なのはいい人とは到底言えないタイプの先輩である。そんな先輩が身近にいたらストレスしか溜まらない。

 筆者は、これまでダイヤモンド・オンラインで、「モンスター◯◯」を度々取り上げ、実録として紹介してきた。今回は、「社内のモンスター先輩」の事例を20〜40代男女に聞いて集めてみた。こんなモンスター先輩に会ったことはないだろうか。

業務中にゲーム、ネットショッピング……
仕事を放置する先輩

 まずは、モンスター度・初級(「筆者が集めたエピソードの中では比較的軽度であり、初級と分類してみた」と補足しておく)の事例から見ていきたい。