中学校の時には自然と勉強する成績の良いグループと、あまり真面目に勉強しない成績の良くないグループができていました。後者のグループのメンバーの一人が、ある時一念発起して次の試験ではいい点を取りたいから勉強をしようと思っても、皆に「無理だから」「意味ないから」と止められるでしょうし、それでも抗えば、その集団から排除されてしまうと思います。

 逆にパフォーマンスの高さを目指す、競うという共通認識のある集団であれば、今度は手を抜く人が排除されていくでしょう。ポジティブな提案、行いをする人だけが称賛されていくわけです。

 現役時代は、そもそもパフォーマンスを上げることを行動規範とした集団凝集性を持ったグループに属していたはずです。皆で切磋琢磨して前に向く集団行動に慣れているはずです。だから、前向きなパフォーマンス規範を作れば、単なるぬるま湯飲み会も前向きなきりっとした温度に高まるのではないかと思ったわけです。

定期的な前向きの会にできれば、
より楽しくなるはず

 もちろん、ただのゲームです。楽しくなければいけません。その匙加減は重要です。「売り上げが人格だ!!」とばかりに厳しくしたのでは息が詰まってしまいます。

「さあ、今回は何の話をしようかな」と参加者が楽しみにする程度の温度感にしようと思っています。

 上手く行くと、「その会に行くなら何かネタを持って行かなければ…」と思うようになります。それが嫌な人間は来なくなるでしょう。自然と、それを楽しむメンバーに凝縮されるはずです。そして、負担にならない程度の頻度で定期開催にしてみるのはどうでしょうか。例えば四半期に一度、最終金曜日に飲む、とか。会は「金曜だけど、どうよ会」と名付けてみるのです。

 もちろん、その会のために急遽仕入れた付け焼刃の話をしても面白くない。だからその会に出る前の3ヵ月で何らかのトライをするようになる。話のネタを仕込むことが習慣化するわけです。動機は飲み会ですから不純かもしれませんが、少しだけでも、人生が前向きになるはずです。

 そうした中から、場合によって、新たなキャリア話が生まれたり、皆で取り組む仕事や社会貢献話も生まれたりするかもしれません。

 さらに、これからやろうと思っているのですが、話すだけでなく、皆で誰の話が一番いいと思ったかを最後に投票する。その日の「どうよ賞」を決める。勝った人は、例えば、割り勘のその日の飲み代を半額にする。その半額を残りのメンバーで均等に引き受けるわけです。その方が気合が入って楽しめると思います。

 ただし、全額免除など大きくしない方がいいと思います。そうなれば他の人の負担する均等割も大きくなるからです。現役バリバリの時とは違う配慮が、経済的にも必要だと思います。