米アマゾン・ドット・コムは、新設する予定の第2本社の候補地を数カ所に絞っており、各都市との話し合いが終盤に入っている。候補地には、バージニア州クリスタルシティー、テキサス州ダラス、ニューヨーク市が含まれている。関係筋が明らかにした。事情に詳しい筋によると、コロラド州デンバー、ジョージア州アトランタ、テネシー州ナッシュビル、ノースカロライナ州ローリー、カナダのトロントなど、アマゾンが候補に挙げていた20都市のうち、その他の都市との協議はあまり進んでいないようだ。有力候補都市との交渉はそれぞれ微妙に異なる状況にあるようだ。首都ワシントン郊外のノーザンバージニア地域にあるクリスタルシティーでは、現地当局者と奨励金について交渉するとともに、上場不動産投資信託(REIT)であるJBGスミス・プロパティーズとは、クリスタルシティーで同社が保有する不動産について話し合っているという。アマゾンが報奨金を受け取る資格を満たすための投資目標を確定することについても協議しているという。
アマゾン第2本社、候補地との協議大詰め
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