以前はドコモ回線中心、
今は回線を選ぶ自由度もUP

 これまで説明してきたように、MVNO事業者の顧客対応事情が大きく改善された背景には、有人店舗が一気に増えてハードルが下がった点がある。これまでは自分で調べて設定をしなければ利用できない事業者が多かったため、MVNOの利用を躊躇していたユーザーは多いだろう。

 ところが有人店舗であれば、販売・サポート・相談なども受け付けている。直接対面で相談できる安心感は大きい。

 それだけではない。かつてのMVNOで選べる回線はドコモがほとんどだったが、2017年後半くらいからはMVNO各社で回線が選べるようになってきた。MVNOによっては、ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線のすべてから選べるところも出てきた。選択肢が増えたことは、消費者にとって歓迎すべき状況といえるだろう。

 ここ数年、ママ友から「メールアドレスが大手キャリアからG-mailに変わった」という連絡が明らかに増えた。理由を聞いてみると、「大手キャリアからMVNOに乗り換えたから」という人が大半だ。

格安に乗り換えたら大手の時よりも
最大4分の1程度まで抑えられた!

 さらに格安スマホへの切り替え行動にブレーキをかけてしまうのが1万円近くかかる違約金の問題ではないだろうか。

 そこで違約金を払ってでもMVNOに変えたAさん(40代女性)に月額料金のほうから聞いてみた。

「大手キャリアの時と比べて半額以下になったのは大きいですね」とAさんは言う(下記の表参照)。

 大手キャリアの利用時は月額料金がiPhone用の定額プランで9400円程度だったが、MVNOに変えたところ月額料金が大体2500円前後に収まるようになったという。つまり月額料金がこれまでの半額から4分の1弱に抑えられ、年間で8万円以上も節約できたという。