「ビールは飲むけれど、1杯までにする」「ラーメンは食べるけれど、昼だけにする」「お酒は相手のペースにあわせて飲むけれど午前0時以降は飲まない」というように、小さくても、ダイエットや健康のためにすると決めたことをちゃんとできている、と自ら評価することも大切なのではないでしょうか。

 ちなみに、自己効力感を提唱したバンデューラによると、リラックスしているとき、楽しいとき、前向きなときなどの情緒的覚醒も自己効力感を高めるといわれていますが、ダイエットに関していえば、お酒によってその効果を狙うのはほどほどに…ですね。

(4)苦手を知っている(自分を責めない)

 そして、最後のポイントは、自分にできないこと、苦手なことを知っている、ということです。これまで連載に登場してくださった方々は、自分の「できる」を評価しながらも、「できないこと」「できないとき」を見極めることが上手でした。前回のインタビューに登場してくださったボーク重子さんも、「自分にはグルテンフリーダイエットはできないけれど、高タンパク質食ダイエットならできる」と明確におっしゃっていたのも印象的です。

 どうしたらダイエットを続けられるか、の答えは1つではありません。たとえば、長期の出張や会食続きで食事をコントロールできないとき。「それでも頑張る(そういうときでもできることをする)」タイプの方もいらっしゃれば「今はダイエットを一時休止する」という選択肢も持っている方もいらっしゃいます。ダイエットを一時休止にしてなし崩しにならないのは、「ここからはまた元の生活に戻す」というリスタートの時期がちゃんとスケジュールに組み込まれているからですが、それも、自分の得意と苦手をちゃんと知っているからこそ。

 スケジュールのアレンジが得意な方、目標設定が上手な方、褒め上手な方、分析が得意な方。仕事をしている中で気がついたご自身の強みは、同じようにダイエットにも転換できるかもしれません。

 新しい年を身軽な体で迎えられるように、今からしっかり戦略を練りましょう。

(栄養士・食事カウンセラー 笠井奈津子)