米アマゾン・ドット・コムは、モバイル決済分野でアップルに挑もうとしている。事情に詳しい複数の関係者によると、アマゾンは実店舗を展開する企業に決済サービス「アマゾンペイ」の導入を働きかけている。現在は主にオンライン販売の決済に利用されている同サービスを拡大する狙いがある。関係者の1人によると、アマゾンは手始めにガソリンスタンドやレストランなど、直接的には競合しない業態との協力を探っている。アマゾンを脅威とみなす小売店はサービス導入に抵抗する可能性があるためだという。店頭でのアマゾンペイの利用方法についての詳細は明らかになっていないが、アップルの決済サービス「アップルペイ」のように、レジで携帯端末を使ったり、携帯でコードをスキャンしたりするなどの方法が考えられる。アップルによると、アップルペイは今年5月時点で500万店以上に導入されている。
アマゾン、モバイル決済巡りアップルに挑戦状
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