後席使用時の荷室容積は旧型の430リットルから一気に529リットルになった。リアヘッドレストが倒せたり、フロアにグロサリーバッグホルダーが設定されたり、使い勝手はよく吟味されている。スタイリッシュになったうえに、ワゴンとしての機能性はアップした。

ボルボV60・T5インスクリプションの荷室荷室は広く使い勝手がいい 後席使用時の荷室容量は旧型比99リットル増の529リットル (R)ゲートは電動タイプ

 車両重量は1700kg。前輪駆動という関係もあり、同じエンジンを積むXC60より130㎏軽い。そのため加速はかなり強力。ボルボのワゴンらしく静粛性はハイレベルだ。

SUVに負けない多用途性
ボルボらしい、高い完成度の1台

 サスペンションは、XC60よりは明確に固めのセッティング。街中ではスポーティな印象である。ところが、高速道路に入るとゆったりした乗り味に変化する。

 身のこなしは軽快で、ひとまわり小柄なXC40を思わせる。全高が低いメリットでロールは感じられず、安定した姿勢でコーナーを抜けていく。SUVのXC60とのキャラクターの違いは明確だった。

 SUVに負けない多用途性を備えつつ、走ればセダン並みにスポーティ。V60はワゴンのよさを再確認させてくれた。ボルボらしい、高い完成度の1台である。

(CAR and DRIVER編集部、報告/森口将之 写真/小久保昭彦)