アマゾン・ドット・コムは、今やオンライン広告でも巨大企業になりつつある。米国の全オンライン販売の半分近くを扱う人気のプラットフォームであり、大量の消費者データを有するアマゾンの台頭は、シリコンバレーの広告大手を脅かし、既存の米広告業界のビジネスを一変させる可能性を秘めている。アマゾンは米広告市場でアルファベット傘下のグーグル、フェイスブックに次ぐした。現在の市場シェアはわずか4%にすぎないものの、広告販売事業を拡大し、広告部門の人員を積極的に増やしている。新たなデジタル広告枠を求める広告主の中には、アマゾンの台頭に複雑な思いを抱く企業もある。自社ブランド品を販売するアマゾンは彼らの競争相手となり、新たな緊張を生む原因にもなり得る。
アマゾンの忍び寄る影、次は広告市場に揺さぶり
フェイスブックやグーグル、テレビ局などを脅かす可能性
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