アップルマニアなら誰もが興奮で気絶しそうになるような物で満たされた部屋で、初代iPhone(アイフォーン)の内部が、ティム・クック最高経営責任者(CEO)の目の前に広げられていた。クック氏は数十年ぶりにその試作品を見つめていた。まな板ほどの大きさの回路基板の塊で、リンゴを数個切るのに十分な大きさだ。彼が最後にそれを見たのは、全てが小型化されてiPhoneに詰め込まれる前のことだった。あまりに昔のことで、その試作品はまだアップルの最も価値ある製品に変身するのを待っている段階だった。「とてもクールだ」と彼は言った。原始的なiPhoneの内部を称賛するクック氏は、ガレージで創業し米国で最も象徴的な企業に成長したアップルの歴史をたどる人工物に囲まれていた。
アップルの知られざる50年史、独占取材
クックCEOでさえ知らなかった試作品や貴重な資料を筆者は見た
特集
あなたにおすすめ






