「億ション」ブームで失敗しない目利きの極意、ヤバい立地はここだ!
億ションは買うのは簡単だが、売るのは難しい。小さな市場だけに一歩読み違えると顧客がいなくなり、売れなくなることも多い。損をしない「目利きの極意」とは(写真はイメージです) Photo:PIXTA

 億ションは買うのは簡単だが、売るのは難しい。小さな市場だけに一歩読み違えると顧客がいなくなり、売れなくなることも多い。たとえば、江東区のタワーマンションでは億ションは必ずと言っていいほど売れ残る。そんなものを買ったら、大幅な値下がりの憂き目に遭う運命が待っているだけだ。

 かと言って、「都心のタワーマンションなら大丈夫」とセオリー通りに無難な選択をしても、億ションの買い手には響かないこともある。筆者の所有億ションは定借マンションだったりするが、それでも勝算がある。億ションの目利きには繊細かつ大胆さが必要なのだ。

億ション選びで見定めたい
「ヤバい立地」「イケる立地」

 億ション市場は最近5年で販売戸数が4倍も膨らんだ。この事実は逆も真なりで、将来4分の1にもなり得ると考えた方がいい。市況の変化に対応できるだけのリスクヘッジをしておかなければならない。

 そこで最も大事なのは立地だ。マンションは1に立地、2に立地である。その立地とは「アドレス」(住所)であり、駅ではない。駅は交通手段としては使われることは少なく、買い物は車が主流となる。そこで選ばれるアドレスがあれば、意外に嫌われるアドレスもある。富裕層ならではの理由があるからだ。

 一般に「いい住宅地」と言っても、人によって思い浮かべる場所は違う。東京商工リサーチの「社長が住む街」調査によると、2003年は田園調布と成城と大泉学園がトップ3だったが、2017年は赤坂と西新宿と六本木へと変わり、都心回帰の傾向が顕著になっている。

 これは戸建て立地とマンション立地に置き換えることができる。今や都心と言えば、山手線と中央線の南に挟まれたエリアと相場が決まっている。だからこそ、この中であれば鉄板となる。