まわり全部から反対されれば、「ああ、やっぱり自分の考えは誰からも支持されず、実現しないんだ」とあきらめてしまい、「以上、終わり」になってしまいます。

 ところが、状況をゲームだと考えて、客観的に考える。

 すると、視点が変わることで冷静さを取り戻し、エンドステートに向かって打てる手がいろいろと見えてくるのです。

自分は「プレイヤー」ではなく
「ルールメーカー」と考える

 仮に「物事をゲームと捉える」ときに、大事なポイントがあります。

 それは、自分をゲームのプレイヤーにとどめないこと。

 私たちの人生は自分の手でつくっていくものです。

 ですから、決められたルールの中で動く「プレイヤー」や、受け身的にゲームの中の与えられた役をこなす「キャラクター」としてではなく、ゲーム自体をつくっていく「ルールメーカー」と考えるのです。

 デジタルなゲームは、あらかじめ攻略のルールが決まっていて、その範囲内でプレイヤーが技術を競うものになっています。

 今、若い人が自分を小さく規定してしまうのは、こうしたデジタルゲームの影響もあるのではないでしょうか。

 というのも、私の子どもの頃は、ボール投げ一つにしてもアナログな遊びを自分たちでつくることは日常茶飯事でしたし、もちろんルールも自分たちで考える。また、遊んでいるうちに小さな子が参加して不都合が出てきたら、ルールはどんどん変えていったものです。

 自分はルールメーカーにもなれる存在として捉え、「自分が切り拓いていくんだ」という意識を持つことは大切です。

 そう思えば、困難にぶつかることがあっても、「何のこれしき」と前進する気持ちに切り替えやすくなる。

 そうなると、頭や体がフリーズしてしまう、ということはなくなります。

 自分に有利なルールを自分でつくればいいのです。