不倫はしばしば壮絶な修羅場を生むものだが…
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現代において、あってはならないものとされている「不倫」。だからこそいったん不倫が発覚すれば、その場が修羅場となることは避けられない。しかし、数々の体験をしてきた人の中には、修羅場を避ける方法を会得している人もいる――。(取材・文/フリーライター 武藤弘樹)

体験した修羅場の生々しさ
刃物を向けられることのリアリティ

 不倫にまつわる修羅場のシーンは映画・ドラマ・漫画などのフィクションでは好んで取り上げられてきており、耐性をつけていく受け手とそれを上回ろうとする作り手の関係によって描写の過激さはインフレ化していった。であるから、きょうび作中で刃物が振り回されようが受け手は大して驚かないのである。

 しかし、実際に自分がさながら不倫モノの登場人物となって刃物を振り回されるなどしたらどうか。軽くイメージしてみればそれがどれだけ恐ろしいことかが伝わるはずである。普通に生活を送っていて誰かから刃物を向けられることはまずないはずで、感性がフィクションに慣らされているとはいえ、やはり修羅場で誰かから刃物を向けられるというのはものすごいことなのである。

 そうした修羅場を体験した不倫好き男性のエピソードと、彼らが思う“修羅場化する不倫を見極める方法”を紹介したい。なお、本稿は不倫を推奨するものではなく、またハウツーを伝える目的のものでもない。“修羅場化する不倫を見極める方法”は彼らが個人的に抱いている持論であり、それが第三者から見て「興味深い」と筆者が判断したために紹介するものである。

背中に傷を受けた男
「サムライとして恥」

 早速紹介するのは刃物で切りつけられた経験を持つAさん(58歳男性)である。