不倫はやめられない?
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いけないことだとわかっていながら、なぜ人は不倫に走るのか――。家庭を壊したいと思っているわけでもないのに婚外恋愛をやめられない人がいる。一体なぜリスクを背負ってまで不倫をするのか。その「言い訳」を聞いてみると……。(取材・文/フリーライター 武藤弘樹)

不倫した男たちに
本気で言い訳してもらう

 現代社会の基本的なルールにおいて不倫は悪とされている。犯罪として取り締まられるわけではないが道義にもとる行為と認知されていて、離婚裁判などでは不倫を行った側が圧倒的に不利となる。不倫は露見してしまうと配偶者や家族を傷つけ、周囲からの信頼を著しく損なうリスキーな行為なのである。

 しかしそれだけのリスクが課せられているとわかっているはずなのにもかかわらず、不倫をする人は後を絶たない。理性では抑えることのできない、抗しがたい禁断の蜜の香りを不倫は放っているようである。

 不倫経験がある人の割合を男女別に比べる正式なデータはない。ネット上ではそれを試みたいくつかのアンケート結果が散見されるが、これらを見渡した感触だと大勢では「男の方が不倫に走りやすい」、もしくは「露見しやすいのは男の不倫」と想定して間違いなさそうである。

 今回は不倫傾向が強い男性を対象とし、不倫に及んだことについて本気で言い訳してもらい、そのヒアリングを試みた。彼らの言い訳を読んだ方々は憤慨、同情、嘲笑、軽蔑、興味、無関心など、おのおの主観に応じた感想を抱かれることと思う。

 前提として本稿に不倫を擁護する狙いはなく、その性質上あまり大っぴらに語られることのない「不倫したことに対する本気の言い訳」を白日の下にさらすのが目的である。そこに正当性があるか否かは賢明な読者諸氏の判断に委ねたい。