米医療保険制度改革法(オバマケア)が違憲だと連邦地方裁判所が14日に判断したことを受け、共和・民主両党の議員らは新たな法案の提出など対策を協議している。共和党議員らは16日、2010年に成立した法律に沿って、既存の症状があっても保険で補償する制度を維持したいと述べた。その一方でオバマケアについては、ほとんどの個人に健康保険の購入を義務付ける制度など、その多くについては反対の立場をとり続けた。議員らがその両立をどう実現させるかは不透明なままだ。米CNNの番組に出演したスーザン・コリンズ上院議員(共和、メーン州)は「既存の病状がある人を守ることについては、幅広い支持がある。だが個人への義務については、幅広く反対の声がある」とした。同氏は健康保険の購入を義務付けることが、低所得世帯や中間層の家庭にとって特に重荷になっているとした。
オバマケアに違憲判決 議員が対応に動く
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