米連邦準備制度理事会(FRB)は30日、連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(12月9・10日開催分)を公表した。当局者は12月の会合で利下げに踏み切ったが、今後の追加利下げについては消極的な姿勢を示したことが明らかになった。来年1月の次回会合で利下げが抵抗にあう可能性を示唆している。議事要旨によると、FOMC参加者の大半がインフレ率が低下すれば最終的に金利はさらに引き下げられると考えていた。労働市場の減速による影響を緩和するため、FRBは2025年末までに3会合連続で利下げを実施した。議事要旨はまた、FRBの望む以上に物価上昇が持続的であるため、利下げを巡る判断がますます際どくなっていることを示した。FOMC後に発表されたデータによると、インフレ率は11月に鈍化したが、最近の政府機関閉鎖がデータの数値をゆがめた可能性があるとエコノミストらは指摘している。
FRB、来年の追加利下げに慎重姿勢=FOMC議事要旨
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