「ドルギエ・ボロディ(長いひげ)」と呼ばれる建物は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が好む公邸の一つで、ロシア北西部の湖畔にある。ソ連の指導者ヨシフ・スターリンとニキータ・フルシチョフもかつてここを使っていた。ロシア政府は、ウクライナのドローン(無人機)がノブゴロドにあるこの警備厳重な施設を標的にしたと主張し、これを理由に和平交渉で態度を硬化させている。ロシア政府は30日、この主張を裏付ける証拠の提示を拒否した。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領をはじめウクライナ政府関係者は、攻撃を断固として否定している。それでもプーチン氏は、これを口実に米政府とウクライナ政府の関係を悪化させ、ウクライナの交渉力を弱めようとしている。
「ウクライナがプーチン氏公邸攻撃」ロシア主張の狙いは
当局者は「攻撃」の証拠提示を拒否する一方、交渉で態度硬化の口実にしている 報復も明言
特集
あなたにおすすめ







