米国の電子書籍リーダーは
決してKindle一色ではない

 米国の電子書籍リーダーのシェア第2位は? と訊かれて思い浮かぶ機種は何でしょうか? 3年前であれば、「ソニー(のReader)!」と答えれば正解だったのですが、実際には日本人にはほとんど知られていない機種が、それも意外なかたちで普及しています。

cf.電子書籍リーダーでKindleのシェア6割強…米電子書籍リーダーとタブレット機のシェア率をグラフ化してみる(2012.04.25)

「Nook」って何だ!? という方、ご安心ください、決して少数派ではありません。

「Nook」は2009年の10月に、米国の書店大手Barnes and Nobleが投入した電子書籍リーダーで、「2009年のクリスマス商戦でKindleがぶっちぎりで売れたのは、Nookがすぐに品切れを起こしてしまったから」とする説もあるくらいで、実際、単月の売り上げではNookがKindleを上回ったこともあります。

電子書籍リーダーNookがキンドルを逆転 リアルな書店バーンズ&ノーブルの逆襲(2010.08.04)

 前回、「日本人は電子書籍もスマホ志向」との見出しで、日本人はスマートフォン1台で電話と電子書籍リーダーを兼ねたいという志向が強いのではないか、と指摘しましたが、この点も合わせて考えると、Barnes and NobleのNookを通じての取り組みは、日本の書店あるいはキャリアも参考にできるかもしれません。