ドナルド・トランプ米大統領の国家安全保障問題担当補佐官を務めたマイケル・フリン被告の2人のビジネスパートナーがトルコ政府の代理で違法なロビー活動を行ったとして連邦検察当局に起訴された。この案件を巡る捜査にフリン被告が協力した結果だ。バージニア州の連邦裁判所で公表された起訴状によると、ビジャン・キアン被告とエキム・アルプテキン被告は米国内で外国政府の代理人の役目を果たした容疑が持たれている。両被告は共謀と虚偽供述の罪にも問われた。キアン被告は17日午前に出廷したが、検察側は直ちに身柄を拘束することは求めなかった。翌18日に罪状認否手続きが実施される予定だ。アルプテキン被告の状況は今のところ不明。両被告とフリン被告は共同でコンサルティング会社を運営し、トルコ側が送還を求めている在米イスラム教指導者ギュレン師の権威をおとしめる目的の活動を行ったとされる。訴状によると、キアン被告とアルプテキン被告はこの件へのトルコ政府の関与を隠ぺいしようとした疑いがある。