【東京】東京地裁は20日、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで再逮捕された日産自動車のカルロス・ゴーン前会長の勾留延長を認めない決定をした。ゴーン氏は保釈に向け一歩近づいたことになる。  20日もゴーン氏の勾留は続いており、同氏の弁護人が保釈申請するのか、保釈が認められるのかは現時点では不明。  ゴーン氏は10日、2015年3月期まで5年にわたり有価証券報告書で報酬を過少に記載した罪で起訴された。東京地検はまた、18年3月期までの3年間でも同様の過小記載をした疑いで再逮捕した。