米海軍は新型フリゲート艦の建造計画を発表した。ドナルド・トランプ大統領が「ゴールデンフリート」構想で描く一連の新型軍艦の第1弾となる。海軍は19日、ソーシャルメディアに投稿した動画で、新型軍艦の建造業者に米ハンティントン・インガルス・インダストリーズ(HII)傘下のインガルス造船所を選定したと発表した。新型艦は沿岸警備隊のレジェンド級「ナショナル・セキュリティー・カッター」が基盤となる。これはインガルス造船所がミシシッピ州パスカグーラで建造しているカッター(哨戒艦)だ。海軍が先月、長年の遅延を経て建艦計画を中止したコンステレーション級フリゲート艦に代わるものとなる。ダリル・コードル海軍作戦部長は動画で「紅海からカリブ海に至る最近の作戦において、その必要性は否定できない。小型水上戦闘艦(SSC)の在庫は必要数の3分の1だ」と指摘。「このギャップを埋め、(駆逐艦を)ハイエンドな戦闘に集中させるため、より高性能な外洋小型戦闘艦艇が必要だ」と述べた。