米ネット小売り大手アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)が、25年連れ添った妻のマッケンジー夫人と離婚する。ベゾス氏は長年の結婚生活の中で、アマゾンを時価総額で世界トップに押し上げ、莫大(ばくだい)な富を築いた。ベゾス氏はアマゾン株の16.3%を保有する筆頭株主で、ベゾス夫妻の離婚は、アマゾンの所有構造に影響をもたらす可能性がある。富裕層の離婚を担当する弁護士らによると、今後の状況は、結婚前もしくは結婚後に離婚条件を定めた契約を交わしているかどうかに大きく左右される。仮にマッケンジー氏が、ベゾス氏のアマゾン株の一部を保有することになれば、決議案に対する株主採決に影響を与え、アマゾンに改革を迫ることもあり得る。