中国の過剰生産能力が戻ってきた。これは世界中の製造業者と中国の深刻な債務問題にとって悪いニュースである。原油価格の世界的な急落もあり、昨年12月の中国の生産者物価指数(PPI)は11月の2.7%上昇から減速し0.9%上昇にとどまった。しかし、それ以上に懸念すべき数字がある。鉄鋼セクターのPPIが2016年以降で初めて低下し、自動車セクターのPPIもさらに低下した。非鉄金属セクターのPPIは4カ月連続の低下となった。ほんの数カ月前、多くのアナリストは2016年と2017年に実施された主に民間セクターの工場に対する閉鎖強要のおかげで、中国が自国の産業デフレ問題を克服したと確信していた。そうした措置が奏功し、2017年には世界の材料価格が反発し、USスチールのような米国を象徴する企業の利益が増加したからである。
中国の過剰生産ぶり返す、世界の製造業者脅かし
サプライサイド改革による過剰生産の抑制効果は短期的
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