人を動かすには「15秒で伝える」ことを心がける!
元人気DJ、さらに不動産会社でのトップ営業やベンチャー企業で取締役営業本部長を経験、そして、現在はトップ講師プロデューサーとして、延べ2万人を指導している話し方のプロが教える新刊、『相手のキャラを見きわめて15秒で伝える!』
この著書の発売を記念して、研修などで教えているノウハウや、すぐに使えるワザをご紹介します!
営業職はもちろん、部下や上司とのコミュニケーションで悩んでいる人は必見です。

自信を失った部下には
小さな目標をクリアさせる!

この連載の第1回はコチラ

前回の人気記事、第23回、『部下のやる気が違ってくる!
上手な目標設定、ダメな目標設定』を読むならコチラ

さて、今回も引き続き、部下に使える、やる気を出させる方法をご紹介しましょう。

「そんな姿になれればいいけど、今の自分には無理です…」
「到底、そんな目標は達成できそうにありません…」

こんな、弱気な発言をしている部下にはどう接するのが正解でしょうか。

相手のキャラを見きわめて15秒で伝えるには、まず。相手がなぜ自信を失っているのかを見極める必要があります。

自信を失った部下は、いくら魅力的でワクワクする目標を設定したとしても、その目標の実現可能性を全く感じていない可能性があるからです。

弱気な発言ばかりの部下には、目標達成までの道筋をしっかり描いて自信を付けてあげる必要があります。

その為には、その目標に到達するための小さな目標を設定し、その小さな目標を一つ一つクリアして達成可能性を高めるといいでしょう。

「よし、まずは売り上げ達成の前に、行動量の目標達成を目指そう!先週はアポ数が5社だったけど、これを7社に増やしてみよう!」

まずは、数字達成のための行動目標を設定し、実現可能性のある、少し背伸びをすれば到達するような目標を設定するのです。

自信を失っている部下には励ましの言葉も必要ですが、単なる励ましは部下にも響きません。

「それだったら自分でもできそうだ!」と思う励ましは、過去に同じような状況から自信を取り戻した先輩の話をストーリーで話すことです。

「先輩の〇〇さんも実は3年前は同じように悩んでたんだよ。でも行動量を増やしたことできっかけを掴めて、今ではお客様から会いたいって言ってもらえるようになってるでしょ?」