8番は広島が山本浩二氏で永久欠番になっているが、ロッテにとっても重い番号だ。ミスターロッテと言われた有藤通世氏がつけていた番号だからだ。9番が重い番号になっているのはソフトバンク。小久保裕紀氏がつけて準永久欠番となったが、現在は柳田悠岐が継承している。

 なお、ここまで触れなかった2番と7番にもスターはたくさんいる。2番には広島・高橋慶彦氏、中日・田尾安志氏、ヤクルト・武上四郎氏、ロッテ・山崎裕之氏、ソフトバンク・城島健司氏、日本ハム・小笠原道大氏、7番には福本豊氏(阪急)、阪神・真弓明信氏、広島・野村謙二郎氏、西武・石毛宏典氏などがいる。だが、どの球団も大活躍する選手が継続して出ているわけではない。ひとケタの中では地味な番号といえそうだ。

 巨人はどのひとケタ番号も重要といえる。昔からの人気球団だけあって、永久欠番の1番、3番、4番(戦前から活躍した黒沢俊夫氏がつけていた背番号で沢村栄治とともに日本初の永久欠番になった)以外のどの番号にもスターが揃っているのだ。2番は広岡達朗氏や元木大介氏、5番は黒江透修氏、河埜和正氏、清原氏、ラミレス氏(現横浜監督)、6番は土井正三氏、篠塚利夫氏、落合氏、川相昌弘氏、そして現在は坂本勇人、7番は柴田勲氏、吉村禎章氏、二岡智宏氏と受け継がれ、昨季まで長野、8番は高田繁氏、原辰徳現監督、仁志敏久氏、谷佳知氏、9番は吉田孝司氏、村田真一氏、清水隆行氏、亀井善行と継承されている。これだけの選手がいるのだから、巨人でひとケタ番号を背負うのは光栄であると同時に相当のプレッシャーを感じるはずだ。

 丸は8番を背負うことになった。原監督がつけていた番号だ。球団の期待がうかがえるが、その重圧とも戦わなければならないことになる。

(スポーツライター 相沢光一)