中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の社員とともに先週、ポーランドで逮捕された同国の元情報機関幹部がスパイ容疑で起訴された。ポーランド当局で同国および同盟国に関する最高レベルの機密情報取り扱い資格を持って働いていた間、中国のためにスパイ行為を働いたとされている。事情に詳しい当局者が明らかにした。この元情報機関幹部は現在、フランスの通信大手オレンジに勤めている。ファーウェイ社員もスパイ容疑で起訴されている。ポーランド当局者は詳細を述べておらず、元幹部が政府機関を去る前にスパイ行為をしたと考えられていたことはこれまで不明だった。元幹部は2000年から17年にかけて、高レベルの機密情報取り扱い資格を要する役職を歴任。同盟国の米国や北大西洋条約機構(NATO)などと共有された情報を含め、機密の通信情報やデータベースにアクセスすることができた。
ポーランド、ファーウェイ元社員と元情報機関幹部を起訴
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