「ロコモ度2」の人はすでに
運動器疾患を発症しているかも

<両脚の場合>
1:高さ20cmほどの台(階段1段程度の高さ)に浅く腰掛ける。
2:腕を胸の前で交差させて、少し前かがみになる。
3:反動をつけずに両脚で立ち上がり、3秒間両脚立ちの状態をキープする。

「40cmの片脚立ちができなかった場合には、両脚立ちテストを行います。20cmの高さから両脚で立ち上がれなければ『ロコモ度2』です。ロコモ度1に比べて、移動機能の低下が進んでおり、このまま放置すれば、歩く、立つという動作ができなくなるリスクが非常に高いです」

 特に「ロコモ度2」の人は、変形性関節症による膝の痛みなどの「運動器疾患」を発症している可能性があるので、整形外科専門医の受診をおすすめする。また、ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト「ロコモチャレンジ!」内には、25問の質問によって、さらに詳しくロコモ度を判定する「ロコモ25」が公開されているので、心配な人は一度チェックしてみよう。

「ロコモ度テスト」で、自分の衰えを思い知らされたとしても、嘆くことはない。大江医師は「ロコモは日々の取り組みで改善できる」と、強く主張する。

「日常でできるロコモ対策は『少し頑張って体を動かす』ことです。私が実践しているのは、3階まではエレベーターを使わず階段を上ること。そのほか、スクワットや、大股で歩いて歩行速度を速めたウォーキングをすると筋力を維持することができます。何より、無理のない程度の運動を長い間続けることが重要なんです」