また、移動による疲れが少なければ到着地で降りた後のパフォーマンスを向上させることができます。移動のコストをケチって、現地でのパフォーマンスが低くなれば本末転倒です。また、狭い席で体中凝り固まってしまって、マッサージ屋さんに行ったりすれば、時間とコストがさらにかかってしまいます。それなら、疲労の溜まりにくい席に投資した方が、結果的にはプラスになりそうです。

 移動時間を快適にしつつ、さらに移動先でのパフォーマンスを最大化するためにも、移動への投資を前向きに捉えてもいいのではないでしょうか。

 ちなみに、飛行機での移動が多いと、ラウンジが利用できるようになったりしますが、時々見かけるのがラウンジでとにかくアルコールを飲みまくるサラリーマンの姿です。ラウンジは大抵アルコールが無料で提供されているせいか、かなり明るいうちから、相当な勢いでアルコールを飲んでいる人が少なくありません。もちろん、正当に許されている権利ですし、私もお酒は好きなので、「許せん!」とか「けしからん!」とか言うつもりは全くありません。

 ただ、あの調子で飲みまくると、移動時間は寝るしかないんだろうなぁと思います。つまり、移動はただの移動になり、到着先でも何かの価値を生み出すのは難しいでしょう。もちろん、これも個人の自由ではあるものの、自己投資の観点ではちょっと残念な時間の使い方かなと思ってしまいます。

最高の自己投資は、
刺激をし合える人と会うこと

 そして、なんといっても最高の自己投資は「お互いに刺激を与えられる人たちと会う時間を作る」。これに限ると思います。

 心から話を聞きたいと思える人のもとには、時間とお金を使って会いに行きましょう。自分が心から尊敬する人の講演には、どんどん参加しましょう。

 そして、この連載でも何度か触れましたが、そうした方のスタッフになれるのであれば、自分の時間を投資して、サポートする側に回りましょう。素晴らしい自己投資になって、自分に返ってくることでしょう。

 皆さんが、すてきな自己投資ができますように。

(プレゼンテーション・アドバイザー 澤円)