中国のネット規制当局は多数のウェブサイトやモバイルアプリを閉鎖するとともに、ネットサービス大手テンセントホールディングスのニュースアプリについて、「低俗な」情報を拡散していると批判した。中国国家インターネット情報弁公室は23日、ここ3週間でウェブサイト上から7100万件の「有害」情報を削除し、733のウェブサイトと9382のモバイルアプリを閉鎖したことを明らかにした。先月には、有害情報を拡散したとしてソーシャルメディアのアカウント11万件を閉鎖したと発表していた。当局は低俗とみなされるコンテンツをネットから排除する6カ月間の取り組みに着手したばかり。この日はテンセントのニュースアプリ「天天快報」を名指しし、「低俗でネガティブな情報」を拡散することで「インターネットのエコシステムに害を及ぼした」と批判。ただ、具体例は提示しなかった。