米出版大手コンデナストは、年内に傘下の全雑誌のデジタル版を課金制にする計画を明らかにした。出版大手にとって、広告以外の収入源確保が急務になったことを浮き彫りにする動きだ。  コンデナストは「ヴォーグ」「GQ」「ボナペティ」などの雑誌の出版社。2017年は1億2000万ドルの赤字だったものの、20年の黒字化を目指している。18年は広告収入が総収入の7割を占めたが、ボブ・サウバーグ最高経営責任者(CEO)は、22年にはこの割合を5割に下げたい意向を示している。