すでに次のフォレスターかその後継車の
基礎開発は行われている

 このへんを開発者にぶつけてみると、「出し惜しみはしていない。今できることは全力でやっている」という。確かに新型フォレスターを何度も試乗していると、今までにない装備やエンジンフィーリング、アイサイトやe-BOXERのモーターアシストのあんばいなど、進化している部分は感じられる。

 年次改良は開発陣の中で、新型の発売までにどうしても盛り込むことのできなかった技術や、コストの面などで次へ回した部分もあるだろう。お客さまの声をフィードバックして改良を加えた物が搭載されるには数年掛かってしまう部分もある。これらが集約されたのが後期型と呼ばれるマイナーチェンジのタイミングかもしれない。

次の一手はどのようなものになるのか非常に興味深い次の一手はどのようなものになるのか非常に興味深い Photo:N.Y.

 しかしマイナーチェンジのタイミングは得てしてコストカットの煽りを受ける場面でもある。新型車は最初のクルマということもあり、いろいろなコストを掛けて開発している。しかし熟成が進むにつれて要らない部分やお客さまからの声で削除される項目も出てくる。この辺が毎年改良されるスバル車ならではの、買い時はいつなのかを見極めるのが難しくなる部分だ。開発陣のどうしてもやりたかったこととやれなかったこと、どのタイミングで導入できるか市場の反応や世界的潮流を見極めての搭載となるだろう。

 今のスバル車の中で堅調に売れているのがフォレスターだ、国際的に輸出されている世界戦略車でもある。全世界の顧客の声を拾い上げながら進化をする開発を進めているはずだ。今年の6月前後には発売1周年ということで年次改良が加えられることは間違いないだろう。そして2年後くらいにはマイナーチェンジをして後期型になるに違いない。そうした年次改良に余念がない一方で、すでに次のフォレスターかその後継となるクルマの基礎開発は行われていると思われる。

 現在は世界的にSUVブームが起こっているのでフォレスターは好調だ。アメリカではフォレスターの兄貴的存在の、一回り大きく、7人乗りのアセントも好調だという。SUVが好調なスバルと新型フォレスター、次の一手はどのようなものになるのか非常に興味深い。