今年で19回目を迎えた「Best Global Brands 2018」ランキング。世界最大のブランドコンサルティング会社・インターブランドが毎年発表するこのランキングは、グローバルな事業展開を行う企業を対象に、そのブランドが持つ価値を金額に換算して比較するもので、企業の「真の実力」を知るための指標となる。今回、どんな企業がランクインしたのか。世界で戦う日本企業は善戦しているのだろうか。トップ100の企業を対象に、ランキングの気になる中身を分析していこう。
ランキングの対象は、(1)主要基盤地域以外での売上高比率が30%以上であること、(2)北米・欧州・アジアなどの各エリアで相応のプレゼンスがあり、かつ新興国も幅広くカバーしていること、(3)財務情報が公表されていること、(4)収益の長期安定が見込まれること、(5)世界の主要な国で一般に広く認知されていること、(6)ブランドが顧客の購買行動に影響を与えていること、という6つのポイントを満たす企業だ。