米アップルのエンジニアが自動運転車の開発プログラムに関連する知的財産を盗み、中国を拠点とする競合会社への転職を図った疑いが持たれている。米連邦捜査局(FBI)関係者が明らかにした。カリフォルニア州サンノゼの連邦地裁に提出された起訴状によると、連邦地裁はエンジニアのジゾン・チェン容疑者を企業秘密を盗んだ罪で起訴した。FBI捜査官の宣誓供述書によると、アップルはチェン被告が所有するパソコンにマニュアルや回路図、図表、職場のコンピューター画面の写真など、社外秘のファイルが2000余り保存されていたのを突き止めた。アップルの調査で見つかったパソコン内の資料には、自動運転車の中核部品に関する組み立て図の写真や「自律アーキテクチャ」の設計図なども含まれていたという。