謝罪は受け入れられた。ここで言う謝罪とは、米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長と他の連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーが30日、昨年12月の経済状況の判断ミスについて金融市場に示した暗黙の謝罪のことだ。2019年中に1回もしくはそれ以上の利上げを行うとの見通しを示してから6週間が過ぎた今、FRBは再利上げには「忍耐強くある」姿勢を示すに至った。  パウエル氏はFOMC後の記者会見で「追加利上げの必要性を見極めたい」と説明。利上げを再開させる可能性のある要素として、インフレの再燃を挙げた。