2018年9月、J.D. パワーは8回目となる「2018年日本自動車商品魅力度(Automotive Performance, Execution and Layout,略称:APEAL)調査」を発表しました。今回の調査では、低燃費だけでない他の魅力について、ユーザーがどんなことを求めているのか解説します。
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「乗って満足した車」は?
読者の皆さんは、欲しかった新車をようやく手に入れた喜びの経験があるのではないでしょうか?そんな喜びを噛み締めながら運転するうちに、使ってからこそ気づかされる新たなクルマの魅力もあることでしょう。
特に最近は、先進技術を搭載した車が増え、買う前にはなんとなくの知識しかなかった機能を実際に使ってみると、「便利だなあ」「すごいなあ」と感動するシーンもあることでしょう。
直近で新車を購入した人たちはどんな点に魅力を感じたのでしょうか。その点を調べたのが当社の「日本自動車商品魅力度(APEAL)調査」です。
この調査は、新車購入後2~9ヵ月経過したユーザーを対象に、ユーザーが所有するクルマの性能やデザインなど、商品魅力度に関する評価を聴取したもの。その評価を10カテゴリー[(1)外装、(2)内装、(3)収納とスペース、(4)オーディオ/コミュニケーション/エンターテインメント/ナビゲーションシステム(以下ACEN)、(5)シート、(6)空調、(7)運転性能、(8)エンジン/トランスミッション、(9)視認性と運転安定性、(10)燃費]に分類し、総合スコアを1000ポイント満点で算出しています。
2018年の新車魅力度ランキングはどんな結果だったのか見てみましょう。