「トップ営業マン」などと呼ばれる成績優秀な営業職は、総じて「見た目」も若々しく見える。一方、実際の年齢よりも「見た目」が老け込んでしまっているような人は成績もイマイチということが多い。なぜ、見た目の若さと営業成績は比例してしまうのか。(営業サポート・コンサルティング代表取締役、営業コンサルタント 菊原智明)
トップ営業マンは
いつも若々しい
10年以上お付き合いしているトップ営業マンで《いつも若々しいなぁ》と思う方がいる。50歳を超えているが、肌のツヤがよく髪の毛も黒々している。どう見ても40代前半、いや30代に見えるほど若いのだ。
かと思うと、《ずいぶん老けたなぁ》と感じる人もいる。
5年ほど前に知り合ったある若手の営業マンがいる。当時は20代中盤。早くから結果を出し、すぐにプレイングマネジャーになった。
当時はイキイキしており、見ているだけで《こっちも元気がもらえる》と感じていた。しかし、30を少し超えた今、彼は輝きを失っている。部下のマネジメントに苦戦し、自分の成績まで並以下に落としてしまった。
成績の低下より顕著なのはその“見た目”だ。
眉間には常にシワが寄り、気難しい雰囲気に。なによりいつも疲れている。10歳以上老けて見える。
もともと彼は仕事も遊びもできるタイプだった。飲み方も豪快。かなり遅くまで飲んだにもかかわらず、翌日はケロッと仕事をこなす。ただし、それも限界が来るものだ。