米動画配信大手ネットフリックスが公表している映画やドラマの視聴者数に関し、メディア・娯楽大手の21世紀フォックスの幹部が異議を唱えた。数字はネットフリックスの人気について誤った印象を与えているという。ケーブルテレビ(CATV)局FXのジョン・ランドグラフ最高経営責任者(CEO)はテレビ批評家協会のイベントで、「ネットフリックスはすべてを明かしていない」とし、公表されている最近の視聴者数が実態を「正確に表しているとは到底言えない」と続けた。ランドグラフ氏は以前にも、コンテンツ向けに多額の支出を続けるネットフリックスを批判。またネットフリックスが業界で広く使用されている統計方法に基づいた視聴者数を公表しないことも非難してきた。