過去の足跡を詳しく分析する必要があるのは政治家だけではない。企業幹部や経営者も、若いときの写真や音声記録、文書の中に不快感を与え、白日の下にさらされかねないものの存在を確かめておくことが賢明だ。キャリアコーチや危機管理の専門家はこう助言する。米バージニア州のは、古い卒業アルバムが単に本棚でほこりをかぶるだけでは済まないことを物語っている。フェイスブックやツイッターの登場前に撮った写真がたやすくウェブに投稿され、拡散する場合があるのだ。ノーサム氏が20代半ばだった1984年に制作された医大の卒業アルバムの同氏のページには、顔を黒く塗った人物と白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン(KKK)」の衣装を着た人物が並んだ写真が掲載されていた。
「若気の至り」では済まない、SNSで拡散する過去
大昔の恥ずべき卒業写真がキャリアを台無しにすることも 疑惑の州知事を反面教師に
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