米ネット小売り大手アマゾン・ドット・コムは、自動運転技術を手掛ける有力新興企業オーロラ・イノベーションに出資した。オーロラはこのたび行った資金調達ラウンドで5億3000万ドル(約580億円)を確保した。調達ラウンドはセコイア・キャピタルが主導し、アマゾンも資金を投じた。評価額は20億ドル超に上ったという。オーロラが7日、明らかにした。オーロラのクリス・アームソン最高経営責任者(CEO)は「事業を当面運営できる十分な金額」と述べた。オーロラは2017年、自動運転車のベテラン開発者らによって創業された。アームソン氏も2009年、アルファベット傘下の自動運転技術開発会社ウェイモの立ち上げに関わった人物だ。オーロラは自動運転向けのソフトウエア、ハードウエアの双方を手掛けており、独フォルクスワーゲン(VW)や韓国の現代自動車との間で、オーロラの技術をいずれ供給する契約を早い段階で結んでいる。
米アマゾン、自動運転技術の新興企業オーロラに出資
アマゾンはオーロラの技術を活用し配送期間短縮や物流コストの削減を実現できる可能性がある
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