人気の高い書籍の要約本(サマリー)は、長らく米国の出版業界に不可欠なものだった。だが今や本物と見分けがつきにくいケースが増えている。作家や出版社は、アマゾン・ドット・コムで手に入る要約本が最近急増したことを憂慮していると話す。その中にはオリジナルのカバー装丁をコピーまたは模倣したり、著者名を無断で使ったりしたものがある。一部の消費者はオリジナル書籍と勘違いして購入し、それが書籍の売り上げに響いているという。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の分析によると、売れ筋トップの自己啓発書やビジネス書を要約した本は、最近のアマゾンの書籍検索結果において最上位かその付近に表示されている。中には「SUMMARY(サマリー)」と上部に記されている以外は、要約本とオリジナルのカバーがうり二つのものもあった。
アマゾン書籍購入の落とし穴、要約本にご用心
最近アマゾンは「こんまり」など複数の要約本を削除
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