米アマゾン・ドット・コム傘下の高級スーパーマーケット大手ホールフーズ・マーケットが再び値上げに転じた。アマゾンは2017年にホールフーズを買収した後、価格が高いとの評判を払拭(ふっしょく)するため値下げを推進した。だが包装費、原材料費、輸送費の上昇にあえぐ消費財メーカーからの圧力を受けて、今月に入りアイスクリームの「ハーゲンダッツ」やせっけんの「ドクターブロナー」まで多数の商品の販売価格を引き上げた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した社内メールで明らかになった。別途、昨年12月のメールではクラッカー、オリーブ、クッキーなど追加550品目が値上げリストに挙がった。このメールによると、メーカー側が物価上昇を理由に値上げしたことが背景にある。ホールフーズは、今月の値上げは約700品目を低価格で販売する契約が切れたためで、そうした契約を更新しないと説明した。
アマゾン傘下ホールフーズ、再び値上げ
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