米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムがニューヨーク市の第2本社建設計画を中止する。地元の政治家は世界有数の時価総額を誇る同社に対し、何十億ドルもの税優遇措置を提供することに強く反対していた。アマゾンは14日、自社ブログへの投稿で、新本社計画には議員の支持と協力が必要だと指摘。「調査ではニューヨーク市民の70%が当社の計画と投資を支持しているが、州および市の多くの政治家は当社の進出に反対し、われわれや多くの人が思い描いたロングアイランドシティー計画を進める上で必要な関係構築に協力しない方針であることを明確にした」と述べた。