タフな心身はNYエリートの
「絶対条件」である

 エリートはエリートであり続けるために、身の回りのセルフマネジメント(自己管理)ができる、ということが絶対条件であるからだ。

Katsuyo/顔印象コンサルタント、フェイスアナリスト、KTY METHODプロデューサー。米国ロサンゼルスUNIVERSITY HIGH SCHOOL、SANTA MONICA COLLEGE卒業。2000年に南青山でスペリアルサロンを開業。サロン運営をしながら、自ら東洋医学概念と西洋医学解剖についての知識を深め、2万回以上の施術をしながら今なお研究を続けている顔筋ケアのパイオニア。「顔筋コーディネイト®」考案者。「顔から印象力を高める」ことを提唱しており、今までに4冊の著書を出版。現在は美容家の枠を超え、経営者のためのフェイスブランディングや、企業の新人研修および店長クラスの方、販売のプロたちに『おもてなしFACE』のつくりかたを指導し企業のイメージアップに努めている。ホームページはこちら
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 エリートは高給取りとうらやましがられてねたまれもするが、実は平日は皆が想像できないほど、それこそ死にそうに忙しい。若手時代は徹夜で仕事をするのもざらである。バンカーでいうと、基本は飛行機で飛び回って営業をしており、ニューヨークから深夜便で西海岸や欧州に移動し、ミーテイングがひとつ終わったらニューヨークに戻ってきては、次のクライアントに出向く。

 そんな日々が毎日続くのだから、体力がなければこの仕事は無理である。仕事がどんなにハードであってもジム通いを続けるのは、体力を養うのと同時に、自分を極限まで追い込むことで、メンタルを鍛えるという意図があるようだ。「体力がない」「やる気が落ちている」…こうした雰囲気を周囲に感じさせた時点で、この男は能力が低いとみなされるというのだ。

 エリート男たちは皆、入社早々に「とにかく前向きに」「明るく」「人には誠実に」そして、「常にアグレッシブに行動せよ」とメンタル訓練を強いられる。まさにウルフオブギャングの世界。どんなにつらい状況であってもネガテイブなことは言わない、というのが暗黙のおきてなのだ。

 つまり、筋トレを通じて体を鍛え上げ、ワイシャツの下のムキムキの大胸筋や上腕二頭筋、僧帽筋のたくましさがセルフコンフィデンス(自信)を引き出す。さらに、筋トレによって、どんな苦境にあっても攻めるための「スーパーポジティブ」なメンタルも鍛え上げていくというのだ。プライベートを重んじ、退社時間がきたらそそくさと帰宅するといったイメージをアメリカ人に対して感じていたLA育ちの筆者は、ニューヨークのエリートの世界が、いまだにこんな昭和的な男たちの集団であるとは、実に驚きであった。