これは使える!
上手い断り方

では、どうすれば良いのか?
ことわる時も言いにくいかもしれませんが、自分の意志でしっかり断るのです。
しかし、その意志が身勝手な意志ではなく、会社にとってもプラスになる意志であれば悪い気はしません。

「飲み会、凄く参加したかったのですが、明日大切なプレゼンがあります。明日は万全の状態で挑みたいので、今日は我慢します!すいません」

「今日は〇〇さんともじっくり話したかったので参加したかったのですが、旦那さん(奥さん)との記念日なので、どうしても参加できないんです。また来週是非ランチでも行きましょう!」

ただ単に断るのではなく、自分の意志をしっかり伝えています。
誰かのせいと他責にするのではなく、自分の意志で断っています。
一方的に断るのではなく、プラス方面にするための断りです。

また、ただ単に断るのではなく、「来週是非ランチでも行きましょう!」と、〇〇さんとはゆっくり話したかったという気持ちを見せれば嫌な気分になる人はいないでしょう。

嫌われる断り方は下記のようなものです。
・他責にすること
・つじつまの合わない言い訳をすること
・断ったのに他の人といるSNSの投稿を上げること
・言いにくいからと直前で断ること
・何も言わずに出席しないこと

これは全て断った本人の信頼を失う行為ですから非常に損をします。
自分の意志をしっかり持って、プラスの理由で断ることで、相手も強要できませんし、悪い印象も持たれなくなります。

しっかりとした理由で意志を持って断れば、相手も強引に誘いにくいでしょう。
断ることが悪いこと…とどうしても気が引けてしまいますが、そうならずに、しっかり意志を持って気持ちよく伝えましょう!

さすがに毎回断ると、「あいつはそもそも来る気無いな」と思われますので、いざという時に使ってくださいね。

伝え方ひとつで変わる!嫌われない「飲み会の断り方」とは?羽田 徹(はだ とおる)
話し方コンサルタント・トップ講師プロデューサー・株式会社web-school.tv代表取締役
大学生の頃よりラジオDJを始め、1998年に大阪人気No.1のFM802主催の新人DJオーディションに合格。その後FM愛知や文化放送でラジオオDJとして10年間活動。番組降板により挫折し不動産投資会社の営業に転職。話し方を武器にさらに営業力を磨き、2年目にトップ営業になる。2008年にはその営業力が認められ倒産寸前だったロープライス眼鏡会社の取締役営業本部長に就任し、当時64店舗から110店舗への躍進を支える。またインターネットカフェ最大手にて社外取締役を歴任。2012年、ラジオDJとしての話し方の技術、営業力、組織マネジメント力、経営経験などを生かし、組織人事コンサルタント会社のリンクアンドモチベーションにてナビゲーター(研修講師)、ファシリテーターとして活動。大手企業からベンチャーまで年間100件以上登壇、延べ2万人以上の人たちと接する。研修講師の採用や育成の責任者も兼任。新人やマネジメント研修、エグゼクティブへのスピーチ・プレゼン指導、組織活性ワークショップ、働き方改革の為のロジカルシンキング講座などを得意とする。自身の経験から「学びでこの世界を豊かにする」を理念として活動中。著書に『ビジネスマンのためのスピーチ上手になれる本』(同文舘出版)がある。社会人のための「話し方動画教室オンライン」運営。