ドナルド・トランプ米大統領は2020年の大統領選に向け、幹部クラスの人材を多数追加した。再選を目指して早期に陣営を整え、共和党の指名を確保する狙いだ。複数の関係者によると、トランプ陣営は広報部長に農務省広報責任者のティム・マートー氏、報道官に共和党全国委員会報道官のケイリー・マケナニー氏、戦略広報ディレクターにマイク・ペンス副大統領の元側近マーク・ロッター氏を起用した。そのほか、財務部長にはコール・ブロッカー氏、管理運営部長にミーガン・パワーズ氏を採用した。ブロッカー氏は16年の大統領選でジェブ・ブッシュ陣営の財務責任者を務め、ブッシュ候補が撤退した後はトランプ陣営に加わっていた。この5氏は昨年発足した中核チームに加わる。ブラッド・パースケール氏は1年前に選挙対策本部長に起用された。バラク・オバマ前大統領とジョージ・W・ブッシュ元大統領がそれぞれ12年、04年の再選に向けて選対責任者を採用したより約1年も早かった。
トランプ氏、再選目指し陣営拡充 広報責任者など追加
有料会員限定
あなたにおすすめ