バーニー・サンダース米上院議員(バーモント州)は19日、2020年の大統領選への出馬を表明した。米国の政治・経済に影響を及ぼす強力な利益団体に挑戦する方針を掲げ、民主党の指名獲得を争う。16年の予備選でヒラリー・クリントン元国務長官と指名争いを繰り広げたサンダース氏は、忠実な支持基盤と、民主党で最強ともいえるオンライン資金調達力をもって大統領選の舞台に復帰する。だが今回は、最もリベラルな有権者層の票集めを他の候補と競わなければならない。民主党から大統領を目指す意向を表明した上院議員はサンダース氏で6人目。大統領選に名乗りを上げた候補としては12人目だ。ジョー・バイデン前副大統領やベト・オルーク元下院議員(テキサス州)も今後立候補する可能性があり、候補者はさらに増える見通しだ。