米ネット小売り大手アマゾン・ドット・コムは、複数の米主要都市に新たなスーパーマーケット店舗を展開する方針だ。食品事業を強化する狙いがある。関係筋が明らかにした。早ければ年内にもロサンゼルスに第1号店を開設する見通しで、少なくともさらに2カ所の店舗物件について、来年初めのオープンをめどにリース契約を結んだという。新規店舗は、傘下の高級スーパー「ホール・フーズ」ブランドとは異なる見通しだが、新たなスーパーチェーンの名前にアマゾンが入るかは不明。また、新規スーパーの店舗網を拡大するために、地元のスーパーチェーンを買収する戦略も検討しているという。関係筋によると、アマゾンはサンフランシスコやシアトル、シカゴ、ワシントン、フィラデルフィアのショッピングセンターに新規スーパーをオープンする方向で協議を進めている。